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2008年 04月 02日
修行のような。
修行のような。_b0075027_2294045.jpgいつもと同じはずなのに。

親戚に今度は鎚目付けの仕事を頂いた。
私の従兄にあたる、元美容師の三代目に「俺なら一つ30分くらいでできるかな」と言われた急須の鎚目付け。
今回の依頼は結構細かい鎚目を全体にビッチリ打ち込まなくてはならない。
しかもこれは伝統工芸品。鎚目で魅せなくてはならない。
もちろん後で三代目の手直しが入るとはいえ、油断はできない。

鎚目と鎚目がつかず離れず整然と付いていないとキレイじゃない。
隙間ができないように、と思って間隔を詰めすぎると、なんだかビンボーくさい鎚目になってしまう。
普段の私自身の仕事の場合、こういう細かい鎚目をつけることは少ないし、そこまで鎚目をキレイに並べるようなこともないので、非常に神経を使う。

しかも、ただ鎚目をつけるだけなので、同じ姿勢のまま動くことがない。
リズムが大切な仕事でもあるので、やってるうちに集中しすぎてトランス状態になってしまい、家族が近くに来ていることに気付かずビクっとしてしまうことも。
形を作る作業の場合、一工程終わると立ち上がってバーナーで加熱→流しで水洗いなどすることが自然にストレッチの役割を果たしていたらしい。
今回は他の工程の必要もないのでトランス状態のまま次から次へと叩き続ける。

その結果。
最近毎日似たような仕事をしていたにもかかわらず、金鎚を持つ左手首に鈍痛。
地金を押さえつける右腕、肘にも痛みが。
背中はバキバキ、腰もかたまり、背筋を伸ばすと激痛が走る。

やっぱり仕事は休み休み、体を動かしながらやらないとダメですね〜。
なんとか20個完了!
同じような作業内容でも、自分自身の仕事に切り替わったらすぐに各地の痛みはなくなりましたー。

by knkngi | 2008-04-02 02:58 | しごとば


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