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2007年 09月 27日
“新”の場所
先日、SOMARTAのショーで東京ミッドタウンに初めて行ったものの、会場は地下鉄の駅と直結していて全くミッドな感じを味わえずにいました。
が、今日は違います。初上陸です。
地下深い六本木駅を出て、ウワサのミッドタウンを横目に見つつ国立新美術館へ。

この新しい美術館。
“新”国立美術館 なのか
国立“新”美術館 なのか、なかなか覚えられずにいましたが、先日「国立の、新しい美術館なのだ」と認識。きっと今後は間違えないでしょう。

“新”の場所_b0075027_237718.jpgそんなこんなで徒歩数分で到着。
肝心の美術館ではなく、お向かいにあるなにやらよくわからない施設のオレンジと青色の建物がまず目に飛び込んできました。すごい色。
そしてその次に見えた国立新美術館。
なかなかどうしてスペーシーな建造物です。最近はこういうガラス張りで曲線的な建物が多いなあ。キレイだと思うけど。


【行動展】
本日の目的はフェルメール、ではなく、大学でお世話になった先生方が4名ほど出品されている公募展。
毎年見に来ているけど、今年からは都美術館から国立新美術館へと会場が変わったのであります。そうでもなければまだ当分はこの美術館へは来なかっただろうな。

今までの都美館の、地下の薄暗い感じと、茶色い煉瓦っぽい床から一変。
スカッと真っ白い壁。床の色もそれほど濃くない茶色。会場の大きさはそれほど大きくは変わっていないらしいけど、かなり見やすくなった気がします。白さがまぶしくて、しばらくはクラクラしてました。

おなじみの先生方の作品と、会ったこともないけど毎年この展示で見ている人達の作品を鑑賞。

いつも思うこと。「行動」ってナニ? どういう理念の団体なんでしょう?
作家が行動してるの?それとも作品が行動してるの?
作品の審査風景を思い浮かべる。
「おお〜、これは行動してるんじゃないか?」
「いやいや〜、これは行動っていうよりは活動じゃないですか?」
「きみィ〜、もっと行動したまえ!」
みたいな。妄想をしつつ一通り作品を見る。

ものすごく残念なことが。
作品の全てに貼ってある出品票(名札のようなもの)がペロ〜ンと出ていたり、ペラ〜っとはがれていたり、見えるんですよ。結構な人数。
せっかく作品が良くても、それで台無しな感じ。
彫刻なんだから、全方向から見るものでしょ。いくら後ろ側に貼っているからといって、これでいいの?
展示期間中だけ剥がしておいちゃいけないの?
もっと本当に見えない位置に貼れなかったの?
作品鑑賞ってある種の現実逃避というか夢の世界というか、作品を見ることで違う世界を感じたりするものだと思うんですが、そのせいで作品世界に浸ることができませんでした。
私の知っている先生方はみんなちゃんとしていたのが救いです。

“新”の場所_b0075027_371383.jpgさて美術館に来ると、時には展示以上に楽しみだったりするミュージアムショップ。
ここのショップはかなり充実してました。
ちょっといいなと思わせる品揃えでした。オリジナルグッズもオサレな感じで。
ここなら毎回楽しめそうだなあ。

とまあ初国立新美術館見物はこんな感じでした。
帰りにミッドタウンも少しだけ見てみたけど、高級そうなお店がズラリと並び、結局ほとんど店内は見ませんでした。
私の勝手な感じ方ではありますが、敷居の高さを味わいつつ地下深くへと帰って行くのでした。

by knkngi | 2007-09-27 23:27 | みにいく


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