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2006年 07月 20日
深海魚日和
今日は朝から雨。絶好の深海魚日和!
ということで、千葉県立中央博物館へ「驚異の深海生物展」を見に行ってきた。
ここまでの数の標本がそろう展示はもう見られない可能性が高いらしい。変わった生物好きとしては、遠くたって行かずにはいられない。
電車の方が疲れないし早く着くんだけれど、この夏は車で出かける予定がないので思い切って雨の中をジムニーで約3時間。千葉遠いぜ。

さすが平日、しかも深海魚日和ということで館内はとてもすいている。
チビッコや家族連れがいる。若いカップルもいる。私のようにネットで情報を仕入れて見に来たらしい人。会場にいる専門家の詳しく説明を聞いている人。そして私。
静かだがお客さんのテンションは高い。

この展示はすべて撮影オッケイということなので、私もコーフンしつつ撮影してきた。
でも場内は薄暗いし、意外と本物の深海生物は小さいし、ガラスを隔てているので半分はキレイに撮れていなかった。ま、そんなもんですよね。
せっかく撮影してきたので、感動した生物を写真付きでご紹介。
解説は間違ってたらスミマセン。「へんないきもの」「深海生物ファイル」などの本から得た知識です。

深海魚日和_b0075027_2563051.jpg[カイロウドウケツ]
海面の一種で、まるで伝統工芸の竹工芸のような美しさ。
内部にカイロウエビというエビが雄雌一対で入り込み、一生を過ごす(成長すると籠目より大きくなって出られなくなる)。なんてロマンティック!結婚式の決まり文句にもなってるそうです。

深海魚日和_b0075027_257758.jpg[チョウチンアンコウ]
イカツイ顔だけど、カワイイ〜。
ハコフグも飼いたいと思ったけど、チョウチンアンコウも飼えたらいいのになあ。

深海魚日和_b0075027_2574312.jpg[オオベニウミグモ]
生き物とは思えない造形!
凄く美しい。

深海魚日和_b0075027_2575957.jpg[ミツクリエナガチョウチンアンコウ]
チョウチンアンコウは、メスの体にオスが寄生している。オスは生殖の役割しか果たしさなくなるそうだ!
写真のチョウチンアンコウには、わかりづらいけど4匹のオスが寄生しています。

深海魚日和_b0075027_2581486.jpg[ダイオウイカ]の原寸模型
これは力作ですね。デカイ。
マッコウクジラを食べてるっていうんだからスゴイ。
ちなみに常設展示の方にマッコウクジラの全身骨格があって、そちらも大迫力でした。

深海魚日和_b0075027_2585191.jpg空飛ぶ「リュウグウノツカイ]
これもデッカイ。そして薄い。キレイ。
泳いでいる映像を見たことがあるけど、紅い背びれが波打っていてとても美しかった。
でも海で遭遇したらメチャクチャ怖い。


とにかくすごい。とても美しかったり、奇妙な形だったり。
図鑑や前述の本でこれらの生物を見知っていて、数字の上では大きさを知っていたけど
、実物とイメージの大きさのギャップに驚かされた。
イカツイ顔の方々のほとんどはとても小さい。こんなに小さかったのか!
それぞれが小さくてタイトにまとまっていたのでパッと見少なく感じてしまったが、数としてはかなり多い。

憧れのフウセンウナギ・フクロウナギも見られたし、最近発見されて話題になった「鉄の鱗を持つ巻き貝・スケイリーフット」も見ることが出来た。満足です。
ただ、什器の関係もあるんだろうけど、小さい生物はよりもっと間近で見たかったなあ。(一応パネルで拡大写真も展示されていますが)
常設展もステキだった。久々に地元の博物館にも行きたくなった。
もっと家から近ければ会期中にもう一度見に行けるのになあ。

ちなみに夕食は津田沼在住の友達と魚介の入ったパエリアを食べた。
さっき展示されてたなあ、具。

by knkngi | 2006-07-20 03:54 | いきもの


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