2011年 07月 14日
宮城滞在2日目は、ギャラリーの休業日。 せっかく展示中に2泊3日するのにもったいないとは思いながらも、仕方なくこの日程になってしまいました。 そこで、秋保大滝の近くにある、大学の先輩の自宅/工房/カフェ/ギャラリーにお邪魔してきました。 私が大学1年生の時に研究室スタッフだった鍋田尚男さん。 当時はムサビにはガラスの専攻はなく、世にも珍しい(と思われる)プラスチック専攻がありました。 鍋田さんはそこの研究室に勤めつつ、ガラスの作品を発表し続けて地元仙台にも足場を固め、研究室を退職する頃には自宅/工房…をつくり、結婚してお子さんも誕生、というかなりA・KO・GA・REなお兄さん。 のちに私も研究室に勤めることになって一緒に働いていた時期もあったりして、なんだかんだで長いおつきあいになってるんだなあと今更実感。 訪問の連絡がギリギリになってしまったにも関わらず、快く迎えてくださいました。 さて秋保大滝は観光名所になってはいるものの、なかなか平日に行く人はいないらしく、バスの本数が極端に少ない。 色々と行き方を検討した結果、仙山線で愛子駅(あやしえき)まで行き、そこから路線バスに乗ることにしました。 地元の人なら車で行くような場所らしく、なんだかものすごく行くのが大変?と思いましたが、普段から片道2時間かけてバイトに行っている私には物足りないくらいでした。 仙台駅から仙山線に乗り、ボックスシートでテンションアップ↑↑↑ 前日に乗った仙石線もそうでしたが、駅に着いたら自分でドアを開閉するのもまたテンション上がります。 暖房・冷房の効率が上がっていいですよねえ。 東京の中央線のドアにも開閉スイッチがついてますが、都内でアレを活用するのはまあ不可能なんでしょうね。 途中、山の向こうにでっかい観音様が見えたり、駅のホームが斜めだったり、色々楽しいローカル線の旅を終えて愛子駅でバスを待つ。 バスに乗ったのは私以外には一人だけ。その人もすぐに降りてしまい、その後も一人乗って来てはまた降り、乗って来ては降り、最終的には私一人の貸し切り状態。 しかもフリー区間ということで、目的地の前で降ろしてくれるという、なんだかとてもありがたいバス旅でした。 そんなこんなで迷うこともなくガラス工房 尚/シーダーギャラリーへ到着。 鍋田さんと奥さんがお出迎えしてくださいました。 まずは工房を見学させていただく。 ガラスを切ったり並べたりする作業の部屋、窯や炉のある部屋、工作機械の部屋、物置のロフト…と、スペースにキッチリ必要な物が詰まっている工房はとても魅力的! 工房の隣には鍋田さんのベスパコレクションがショールームのように並んでいて、その隣がご自宅。 そして今度はギャラリーを見せていただきました。 6人掛けのテーブルと椅子が5セットくらいあったかな? その上に鍋田さんが作った食器や花器がセットされていて、こんな食器で何を食べちゃおうかしら?と想像が膨らみます。 「個展の前だから作品が少ないんだよ」と言っていましたがそれでもかなりの量だったと思います。 秋保の辺りは津波こそ来なかったものの揺れによる被害は大きく、山崩れしているところもありました。 当然、鍋田さんの工房も作品や材料のガラスが割れ、建物にもダメージがあったそうです。 10日程停電が続き、ガソリンも少なくて動くことも出来ず…とても苦労されたそうです。 それでもやはりそれを感じさせない明るさと強さ。 なんだか私の方が励まされてしまいました。 鍋田さんの作品は、7月19日(火)まで、新宿パークタワーのozoneリビングデザインセンターアトリウムで見ることができます。 お忙しい中、私のために時間をさいてくださってありがとうございました!
by knkngi
| 2011-07-14 14:30
| つぶやく
|
アバウト
ナガイカナコウェブサイト
http://www.knkngi.com/ ブログをサボってtwitterでもつぶやき中! Facebookページ「永井佳奈子 金工・立体造形作家」もよろしくお願い致します。 (個人アカウントの方では、面識の無い方からの無言の申請はスルーしております) カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||