2009年 07月 22日
またまた少し前の話。 バイトの帰りに北千住から、多分初めて東武線に乗って浅草へ。 一つ手前の業平橋の駅前には、建設中の新東京タワーが。 まだまだ普通のビル建築現場みたいに見えるなあ。 電車はゆっくり隅田川を渡って行く。 かの有名な、ウ○コのような雲のようなオブジェが乗っかったビルも見える。 これは素敵な路線だなあ。 目的が浅草寺だったわけではなくて、地金屋さんが目的だったのです。 従兄弟に教えてもらった、洋白を扱っている関口地銅店。 雷門を背にして右斜め前に見える、白い壁に巨大な赤い『銅』の文字。 これは確かに迷わず行ける。 閉店間際に駆け込み、店員のおじさま達に「洋白を探してるんですけど…」と聞くと、顔を見合わせ苦笑いしながら「洋白、使ったことありますか?」と。 洋白という素材は銅とニッケルの合金で、かつてカトラリーなどに使われていた、少し黄みがかった銀色の金属。 見た目が銀に近くて、錆びにくく、銀よりは安価。 そして、硬くて丈夫。 おじさま達はその硬さ故に、こんな小娘に扱いきれるのかと苦笑いしちゃったわけで。 でも決して嫌味な笑いではなくて、とても親切にして下さった。 「本当に硬いよ?曲げてみますか?」といって、商品の洋白板を出してきてくれた。 ピカピカに輝く洋白板。 手袋も貸して下さり「曲げてみて下さい」と。 「…本当にいいんですか?」 「ええどーぞどーぞ」明らかに曲がりっこないという自信に満ちたおじさま達の予想通り、ビクともしなかった。 こりゃあ私には無理か?と思ったけど、話しているうちに焼きなましをすれば大丈夫だということがわかった。 どうやら焼きなませる設備を持っているとは思わなかったらしい。 この日は重いので買わず、大体の値段だけお聞きして店を出た。 今度車で買いに来よう。 せっかく浅草まで来たのだから、もちろん浅草寺にも寄ってきた。 小雨が降り、風がビュウビュウ吹く平日の5時だというのに、観光客が沢山いた。 雷門の前はT字路になっていて、Tの中心が少しずれているため、雷門を引きで撮影しようとした時、横断歩道の真ん中で立ち止まらなくても、『T』の字でいう脇の下あたりから、ほぼ正面に近い写真を撮ることができる。 計算されてのことなのか、偶然なのか? せっかくなので、間近でも一枚撮影していると、観光客の団体さんに写真撮影をお願いされた。 もちろんよろこんで! 浅草寺自体は5時で閉まるらしく、私が着いた時にはもう本堂の扉は閉められていた。 でもお賽銭箱は外に出ているので、お参りだけはしておいた。 雷門の提灯もすごいけど、もっと衝撃的なものを発見。 巨大なワラジ。 なぜ壁面に張り付いているの?シュール! と思っていたら偶然にも数日後にMXテレビで大草鞋奉納に関する特番を見ることになる。 はるか遠く山形で作られた大草鞋。 ものすごい数の有志が集まって作られ、地元の運送屋さんが送料5円(ご縁)で運んできた草鞋。 確かに大迫力でした。 帰りにはもちろん仲見世を通って帰った。 こういう「ザ・東京」な場所は楽しいな〜。
by knkngi
| 2009-07-22 02:21
| みにいく
|
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