のんびりと

いくつか展示を見に行きました。

【櫻井かえで彫刻展「ウマと私と津軽海峡」】　ギャラリーせいほう
ガラス張りの路面のギャラリーで、巨大な木彫のウマがお出迎え。
これはかなりのインパクトです。
特別興味がない人でも、画廊の前を通ったら思わず見てしまうことでしょう。
ウマの下半身はなぜか鏡台になっています。
残念ながら櫻井さんはいなかったので、ナゼなのかは聞けませんでした。

今までいくつか櫻井さんの作品を観たことはありましたが、ちゃんとギャラリーでの展示を見られたのは今回が初めて。
展示のタイトルにもなっている前述のウマと、「ソウジキリン」という、昔うちにもあった懐かしい赤い掃除機とキリンが合体した作品が大型の木彫作品。
腕に抱えられるサイズの物しか作れない私からすると、同じ女子なのによくこんなに大きな物を作れるなあと感心してしまいます。私には絶対ムリ！

周りには木彫やテラコッタの小作品が並んでいて、「ヒグマットレス」「ウマクラ」「マクラカバー」などなど、私のネーミングセンスに近い物を感じてしまう。
「ウマクラ」の目がイッちゃってるのがステキでした。
作品の画像がこちらのブログに掲載されていましたので気になる方はどうぞ。

【うつすことから】　さる山
古い土の器を、各素材の作家がそれぞれの素材でコピーして制作する。
そこから発展させて、色々な作品を作るというテーマのグループ展。
金工の後輩の佐藤江利子が参加している。
麻布十番のアパートの一室にあるアンティークショップ兼ギャラリー。DMがなかったら絶対行けないなー。
こちらはちゃんと在廊日に行ったのでエリコにも会って話ができた。
彼女のコピー作品は、厚さ９ミリの鉄板で作られていた。多分出品作品の中で一番重い。
これも私にはムリ！
デカイのもムリだけど重いのもムリ！というか根本的にうちには設備がないんですが。
みんな細腕なのにすごいなあ。

【武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科クラフトコース合同卒業制作展】　スパイラル
母校母コースの卒業制作展。
数年前からめっきりＤＭを送ってくれなくなって寂しいOBです。
スパイラルで卒展をするのは恒例になってきました。
おそらくみんなここで卒展をするのが当たり前みたいになっていて、そのつもりで卒制をつくっているのでしょう。
もちろん卒展をするのはみんな初めてなんだけど、回を重ねることで展示としてのまとまりがアップしているように思います。
ちゃんと完成形をイメージするってことは大切なんだな。
個々の作品も面白かったし、レベルも高かったように思います。

私達は学外では卒業制作展をしなかったけど、私は別に後悔していないし、卒業後も制作活動を続けている同級生が沢山いるのが自慢です。
せっかく立派な展示をしたんだから、その後につなげていって欲しいと思います。←先輩風を吹かせてもらいました。
直接関わった学生がいない学年なので油断して見ていたら、顔見知りの学生に話しかけられてビビリました。

自分の展示が終わってすっかりOFFモードでしたが、いろいろと刺激をいただきました。
そうそう、スパイラルの向かいのKINOKUNIYAがオープンしててビックリしました。