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2011年 07月 29日
展示のお知らせを二つ。
学校のバイトは長い夏休みなんだけど、なぜか毎年夏は忙しい。
今年も展示準備でバッタバッタしております。
8月に入ってからは大学の方で講師の仕事があるので、さらにバッタンバッタンになることは間違いないでしょう。

展示その1
【ONE LOVE 私たちにできること】
2011.8.5(金)~14(日)
11:30~19:00(最終日は17:00まで)

ATELIER・K ART SPACE
〒231-0868
神奈川県横浜市中区石川町1-6 三甚ビル3F
TEL  045-651-9037 045-625-2352
JR石川町駅 元町口より徒歩1分、みなとみらい線元町・中華街駅より徒歩7分

昨年末にもお世話になったアトリエKさんでの、30人の作家によるチャリティ展示です。
いつもの展示とは少し毛色が違うので、作品も思い切って毛色を変えてみました。
作品売り上げの一部を義援金とさせていただきます。が、私は全額寄付しようかなあと考えています。売れれば、の話ですが…。

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展示その2
【そそぐかたち展】
安藝俊郎(磁) 大迫友紀(ガラス)
合志真由子(陶) 坂田有貴(陶)
西川聡(陶) 萩原千春(陶)
永井佳奈子(金属)

2011.8.16(火)~27(土)
※22(月)休廊
12:00~19:00(最終日は17:00まで)
GALLERY RUEVENT(ルヴァン)
〒171-0031東京都豊島区目白3-12-27
tel/fax 03-6908-3014
http://www.g-ruevent.com/

ティーポットや片口、しょうゆさしなど、それぞれが そそぐかたち を考えました。

陶器・磁器の作家さん+ガラスと金属。
私は例によって少々ナナメの方向から「そそぐかたち」を考えました。
大学でお世話になった先生のギャラリーです。
目白駅から徒歩3分、とっても近いので是非お立ち寄りください。
大変心苦しいのですが、世の中のお盆時期である会期前半は毎日びっちり大学で講師の仕事があり、会場に行けません。
21(日)と27(土)は会場にいる予定です。
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暑い季節ではございますが、ご高覧頂けましたら幸いです。
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by knkngi | 2011-07-29 02:24 | おすすめる
2011年 07月 21日
宮城県に行って津波の被害も見て来た。
宮城滞在の最終日。
ホテルをチェックアウトしてギャラリーへ。

近くのカフェで昼食を食べ、ギャラリーへ戻ると店長に「せっかく来たんだし、津波の被害があったところを見て来たらどうですか?」と勧められた。

正直に言って、津波の被害がどういうものなのか見てみたいと思っていた。
でも興味本位で見に行っていいものかとも思っていた。
実際に津波の被害に遭っている彼女からの言葉にのせてもらって、見に行くことにした。

ギャラリーからすぐのところに川があり、海から流れて来たと思われる砂が堆積して浅瀬が出来ていた。
そこでトンビらしき鳥がでっかい魚をついばんでいた。
そうか、波が来たんだから砂も運ばれてくるよねえ、などと考えながら、ぼんやり歩く。

ふと、足下がじゃりじゃりしていることに気づく。
舗装された歩道に、うっすらと砂が広がっている。
そうか、歩道にも砂が残ってるんだ。
と、いうことは…
足下に向けていた視線を少し横へ動かすと、街路樹が海と反対方向に傾いていた。
一本だけじゃなくて、同じような角度に何本も。
根元の土は波でさらわれたらしく根っこがあらわになって、傾いた状態で枯れている。
背の低い植え込みも枯れていて、何本かまとめてひもでくくられていた。

わあ、もうここって津波が来たところなんだ!?
周りを見渡すと、近くの建物の壁の、私の目線くらいの位置に津波の跡が茶色く残っていた。
まだギャラリーから5分と歩いていない場所。
本当にこんなに近くまで、こんな水位の波が来たんだ!

そこからは周りを気にしながら歩き始めた。
人が住んでいる家が多いようで、きれいに直されている建物が多い。
道路だったり、住居だったり、直接生活に関わるところはきれいになっているけど、さっきの街路樹みたいに急を要さないものはまだまだ片付かないんだな。

ズンズン歩いて行くと、被害の後がそのままのものが目につくようになった。
壁にでっかい穴があいた家。
根元からグンニョリ曲がったガードレールには鳥肌が立った。
そりゃあ家が根こそぎ流されるくらいだから、鉄パイプだって曲がるよね。

大通りに出たら、ベコベコにへこんだ歩道。地盤沈下したんだろうか?
車道の方は車がガンガン走っている。
一階部分が柱だけになっているお店。
その隣ではパチンコ屋が、向かいでは、レストランが営業を再開している。
まだ営業再開できてないユニクロ。店長は「何億円寄付したとか言ってるけど、そんなのより営業再開して欲しい」と言っていた。
スクラップ屋さんには鉄くずが山積み。
空き地には瓦礫の小山が点々と。
街路樹は立ち枯れているものが多いけど、雑草は元気に生えていて妙に緑色。
低い植木にはいろんなものが絡み付いている。
歩道橋を渡ってみた。この歩道橋で命拾いした人もいたんだろうか。
再び始まっている生活と、手つかずのままの爪痕とのギャップで、なんとも言えない気持ちになりました。

テレビでは、車や家や船がすんごいところに乗っかってるところや、更地に瓦礫の山など、見た目にインパクトがある映像ばかり流しているけど、そういうところには映らないけど片付けない訳にはいかない残骸がものすごく沢山あるということを知りました。
こういうことはきっと現地に行って見ないと思いつかないことでしょう。
東京にいると、あまりにも日常に戻り過ぎて地震のことを忘れてしまいそう。
長く長く応援して行かなくてはならないと思いました。

夕立も降りそうだし、歩いたらキリがなさそうなので適当なところで引き返す。
ギャラリーに戻ったところでちょうど夕立が。
ものすごい雨脚、すごい音だなあと外を見たら、降っていたのはなんと雹!
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ひょー!!
1センチ以上はあるんじゃないか!?夏でも降るんだね!

その後は天気もバチッと晴れて、私の作品をいくつも買ってくださっていた地元の方にも運良くお会いできました。
泊まりがけで行くような土地での初めての展示でしたが、今後はこういう機会が増えて行くといいな。

そうそう、最後に店長と二人で入った仙台駅ビルの寿司屋で食べた自家製の桃シャーベットが異常に美味しかったなー。
お土産で自分用に買った萩の月も!カスタード万歳!
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by knkngi | 2011-07-21 01:07 | みにいく
2011年 07月 14日
宮城へ行って来た。 2日目
宮城滞在2日目は、ギャラリーの休業日。
せっかく展示中に2泊3日するのにもったいないとは思いながらも、仕方なくこの日程になってしまいました。
そこで、秋保大滝の近くにある、大学の先輩の自宅/工房/カフェ/ギャラリーにお邪魔してきました。

私が大学1年生の時に研究室スタッフだった鍋田尚男さん。
当時はムサビにはガラスの専攻はなく、世にも珍しい(と思われる)プラスチック専攻がありました。
鍋田さんはそこの研究室に勤めつつ、ガラスの作品を発表し続けて地元仙台にも足場を固め、研究室を退職する頃には自宅/工房…をつくり、結婚してお子さんも誕生、というかなりA・KO・GA・REなお兄さん。
のちに私も研究室に勤めることになって一緒に働いていた時期もあったりして、なんだかんだで長いおつきあいになってるんだなあと今更実感。
訪問の連絡がギリギリになってしまったにも関わらず、快く迎えてくださいました。

さて秋保大滝は観光名所になってはいるものの、なかなか平日に行く人はいないらしく、バスの本数が極端に少ない。
色々と行き方を検討した結果、仙山線で愛子駅(あやしえき)まで行き、そこから路線バスに乗ることにしました。
地元の人なら車で行くような場所らしく、なんだかものすごく行くのが大変?と思いましたが、普段から片道2時間かけてバイトに行っている私には物足りないくらいでした。

仙台駅から仙山線に乗り、ボックスシートでテンションアップ↑↑↑
前日に乗った仙石線もそうでしたが、駅に着いたら自分でドアを開閉するのもまたテンション上がります。
暖房・冷房の効率が上がっていいですよねえ。
東京の中央線のドアにも開閉スイッチがついてますが、都内でアレを活用するのはまあ不可能なんでしょうね。

途中、山の向こうにでっかい観音様が見えたり、駅のホームが斜めだったり、色々楽しいローカル線の旅を終えて愛子駅でバスを待つ。
バスに乗ったのは私以外には一人だけ。その人もすぐに降りてしまい、その後も一人乗って来てはまた降り、乗って来ては降り、最終的には私一人の貸し切り状態。
しかもフリー区間ということで、目的地の前で降ろしてくれるという、なんだかとてもありがたいバス旅でした。


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そんなこんなで迷うこともなくガラス工房 尚/シーダーギャラリーへ到着。
鍋田さんと奥さんがお出迎えしてくださいました。

まずは工房を見学させていただく。
ガラスを切ったり並べたりする作業の部屋、窯や炉のある部屋、工作機械の部屋、物置のロフト…と、スペースにキッチリ必要な物が詰まっている工房はとても魅力的!
工房の隣には鍋田さんのベスパコレクションがショールームのように並んでいて、その隣がご自宅。

そして今度はギャラリーを見せていただきました。
6人掛けのテーブルと椅子が5セットくらいあったかな?
その上に鍋田さんが作った食器や花器がセットされていて、こんな食器で何を食べちゃおうかしら?と想像が膨らみます。
「個展の前だから作品が少ないんだよ」と言っていましたがそれでもかなりの量だったと思います。

秋保の辺りは津波こそ来なかったものの揺れによる被害は大きく、山崩れしているところもありました。
当然、鍋田さんの工房も作品や材料のガラスが割れ、建物にもダメージがあったそうです。
10日程停電が続き、ガソリンも少なくて動くことも出来ず…とても苦労されたそうです。
それでもやはりそれを感じさせない明るさと強さ。
なんだか私の方が励まされてしまいました。

鍋田さんの作品は、7月19日(火)まで、新宿パークタワーのozoneリビングデザインセンターアトリウムで見ることができます。
お忙しい中、私のために時間をさいてくださってありがとうございました!
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by knkngi | 2011-07-14 14:30 | つぶやく
2011年 07月 10日
宮城へ行って来た。 1日目
先日ブログでお知らせした通り、7月3日(日)、4日(月)、5日(火)の二泊三日で宮城県多賀城市にあるギャラリー・シンへ行ってきました。

平日では考えられないくらいガラガラに空いた7時台の中央線で東京駅へ。
充実し過ぎているエキナカをフラフラして手みやげを購入。
そして新幹線の改札を抜ける。
そういえばかつてここのキヨスクでバイトしてたんだよなあ。
グリーン車の前の店舗だったから、著名人(ムツゴロウさん、ハイロウズ、大山のぶ代さん)の接客もしたんだよなあ。
広大な東京駅で迷わなくなったのは、キヨスクで働いていたおかげです。
15年前とは随分変わってしまいましたが。

とまあ本筋と関係ない思い出話はさておき、やまびこで東京駅を出発。
車内のおやつに買っておいた求肥(ぎゅうひって、こんな字なんだ!?牛じゃないんだ!)入りのあんぱんを食べ、車窓からの景色を眺めているうちにいつしか夢の世界へ…。

時々目を覚ましては景色を見る。
北上するにつれて、ブルーシートで補修されたままの家屋が点々と見えて来た。
被災地に近づいてるんだ、とドキドキした割には、仙台に着くまで寝たり起きたりを繰り返すのでした。

そんなこんなで到着した仙台駅。
バイトのある日は毎朝NHKで駅前の様子を見ていた仙台駅前。
今そこに来てるぞ!変な感じ。

夜は牛タン屋さんに行くということで、牛タン以外のお食事どころを探すものの、東京にもありそうなチェーン店ばかり。店名に「東京」とか「浅草」とか「銀座」なんて入ってると、どこにいるんだかわからなくなっちゃう。
結局すいていたこともあり、駅ビル内のお寿司屋さんでランチ「潮騒」950円豚汁付きを頂く。
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これで950円はお得なんじゃなーい?
うっかりネギトロ巻きを醤油の中に落として醤油を飛び散らせ、しばらく醤油臭いことに。

お腹を満たして、余分な荷物はコインロッカーに預ける。
Suicaで支払いが出来て、鍵を持たなくても良くて、ロッカーの場所を覚えなくても大丈夫という優れものロッカー。もはや「コイン」ロッカーではない。便利な世の中になったもんだ!

そして今度は在来線の仙石線で多賀城を目指す。
仙台〜石巻で仙石線(センゴクじゃなくてセンセキ)、もう一つの在来線は仙台〜山形で仙山線か。ちょっと安易なんじゃな〜い?
とか言ってるうちに、20分程で多賀城駅へ到着。
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駅からギャラリーは歩いてすぐで、うっかり通り過ぎそうになりましたが、無事に到着!
店長である後輩と感動の再会!!

…と思いきや、なにやらカメラマンの男性がギャラリー内を撮影中。
震災後にみんなのために働いてくれている自衛隊・警察・市役所の方々への感謝の言葉を七夕の短冊にするというイベントの取材をしていたのでした。
そしてなぜか私が「感謝の言葉を書いた短冊を笹に結びつけている人」の役をやることになり、被写体として様々なアングルから撮影されたのでした。

バタバタしているうちに、一緒に展示している染織作家の庄子葉子さんが来廊。
同じムサビの後輩ということで懐かしい話もしました。

この日は、津波でお家を流されてしまったというお客様が来てくださいました。
そんな大変な状況なのにも関わらず、お花を持って来てくださり、なおかつ作品も買って行かれました。
実は、店長自身も津波に遭っています。
でもみなさん、そんなことが全くわからないくらい普通で、明るいんですよね。
私もそんなつらい状況になったとき、そんな風にしていられるだろうか…?

閉廊時間の後は、仙台に戻って陶芸作家の小鯖美保子さんも合流して牛タン屋さん「利久」で乾杯(もちろん私はウーロン茶)。
本場の牛タンはおいしかったし、店長&作家さんとも色々お話しできた楽しい夜でした。

<<つづく>>
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by knkngi | 2011-07-10 03:28 | つぶやく