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2007年 08月 28日
ヤン・シュヴァンクマイエルに会う・序章
約1ヶ月半、待ち続けていた日がやってきた。
「一番好きなアーティストは?」
「一番好きな映画監督は?」
と聞かれたら迷わず答える、ヤン・シュヴァンクマイエル氏に会えるのだ。
今、ラフォーレ原宿でやっているヤン&エヴァの夫婦展のためにチェコから来日しているシュヴァンクマイエル氏が、我が母校ムサビで講演をするのだ。

私とシュヴァンクマイエル(の作品)との出会いは十数年前の高校生の時。
忘れもしない神保町の三省堂書店の上の方の階で、友人Aが「あ!この人の映像面白いんだよ」と手にしたビデオ。それは「シュワンクマイエルの不思議な世界」(当時は“シュヴァ”じゃなくて“シュワ”表記だった)という短編集だった。
当時は1万数千円もしたそのビデオを、悩みながらも買ったA。
シュヴァンクマイエルのシの字も知らなかった私は、そんなに高いビデオを買っちゃうほどなんだ?と思った。
しばらくして、そのビデオを借りて観て、一目でトリコになったのだ。
友人Aにも感謝している。
(余談ですが、その後そのビデオは定価を¥8500→¥5800と下げていく。私は¥8500の時に購入)
それから徐々に日本でも人気が出てきて、今ではほとんどの作品をDVDで買えるようになった。幸せな世の中である。

そんなシュヴァンクマイエル好きが高じて3年前にチェコ旅行をしたとき(もちろんシュヴァンクマイエルがいる国だからチョイスした)、自宅とその隣にあるギャラリーにも行った。
偶然の出会いを期待したが、2〜3回行っても会えなかった。
それがですよ。灯台もと暗し、母校へやってくるなんて。
この情報を教えてくれたSちゃん。心の底から感謝しています。本当にありがとう。
もし知らないまま終わっていたら、失禁して湿疹が出て失神していたところでしょう。

この講座は公開講座になっていて、定員は450人。そのうち100人程度が一般枠になっていたらしい。学生枠はあっという間に定員に達したそうだ。
全体でも600人を超える応募があったらしいが、幸いにも私は409番で間に合った。


そんなこんなで胸躍らせて8月27日!

…ですが、思いのほか長く&眠くなってきたので今日はここまで!
興奮が冷めないうちに書きたかったけど、ちょっと熟成させることにします。

                            <<つづく>>

by knkngi | 2007-08-28 03:15 | みにいく


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