2010年 08月 04日
キテレツ生物と白黒の世界
もう先週のことですが、渋谷のBunkamuraに「ブリューゲル 版画の世界」を見に行ってきました。

国立新美術館にルーシー・リーを観に行ったときに、乃木坂駅の地下通路に貼ってあったポスターを一目見てグッと来ました。
読売新聞を切り抜いた100円割引券をしっかり持参して行ったのは平日の午後。
夏休みのせいか、そこそこ混んでいました。

細かい銅版画な上に、画面の隅々まで人物やキテレツな生き物がぎっしり描きこまれた作品。
近くで見ないとわからないし、一点一点観るのに時間がかかるのはわかるのですが…。
壁沿いにズラリと人の列!展示室に入った瞬間、一瞬のけぞってしまいました。
さすが行列好き&律儀な日本人!順番に見ないと気が済まないのかな?
近くにいた外人のオジサンもびっくりしたのか、連れの日本人に説明されて「ジュンバン…」とつぶやいていました。そういうものなのか、という感じで。

私は美術館の行列には耐えられないので、いつも通りすいているところからジュンバンに観る「ヒット&アウェイ作戦」でスイスイ観る。
一度最後まで見て、また最初に引き返して、見られなかった作品を観るという寸法。
メインの作品でもなければ、大体列が途切れる時が来るもんです。

恥ずかしながら知らなかったのですが、ブリューゲルが描いたものを、専門の彫師が彫って版画にしていたんですねー。
ブリューゲルの原画と、版画にされたものが並んでいましたが、原画と比べるとかなり線が整理されて見易くなっていました。
左右が逆転しているのも知りませんでした。
日本の木版画はかなり原画を再現していてすごいと改めて思いました。

私が一番いいと思ったのは「大きな魚は小さな魚を食う」という作品。
このページの下の方で細部まで見ることができます。
この人が描く、モヨンとした魚の口の形がいいんだな。
会場内でこの絵をアニメーションにして流していましたが、それも良かったです。

悩んだ末に図録は買わず、魚のポストカードを1枚買って帰りました。
結構な厚みのある紙で、1枚100円とはなかなかの良心価格。

帰りに東急本店の中で、他の場所では見たことがなかったこの展示のチラシをもらってきました。
今まで見たことがあったチラシはA4のペラ1枚だったのですが、ここにあったのはA2を四つ折にした大きいもの。
裏には「傲慢」という作品をデカデカ拡大して、モチーフの意味などの注釈がついている。
図録よりでかくて観やすい!
他の図版も小さいながら10点程載ってるし、ヘンテコ生物もたくさんいるし、図録いらずのステキチラシ。
Bunkamuraさん太っ腹!

本気で観ようと思ったら、何時間あっても足りないような展示でした。
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by knkngi | 2010-08-04 22:57 | みにいく


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